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研修手帳

研修手帳|一般社団法人日本専門医機構 総合診療専門医検討委員会

総合診療専門研修で使用するオンラインシステムの概要

A. 専門研修プログラムシステム

専門研修プログラムログイン画面

  • 日本専門医機構(機構)の全基本領域の全プログラム(PG)が登録・管理されているシステムです。
  • 初期研修医の段階から登録が可能で、19領域のさまざまなPGについて、基幹施設と連携施設に関する情報を閲覧することができます。研修医はこのシステムを通じてPGに応募し、PG側の専攻を受けて採用が決定すると、そのPGの専攻医として登録されます。
  • 総合診療専門研修では、複数の分野(総診Ⅰ、総診Ⅱ、内科、小児科、救急科、および選択分野)をローテートしますが、このシステムには、各施設の担当分野が表示されています(2022年度PGより)。
  • 各PGのプログラム冊子(pdf)は、ここからダウンロードできます。現在、PG冊子のオンライン化が進められています。
  • 各プログラム統括責任者は、各々のプログラムの詳細がわかるよう、必要な情報をこちらからご入力ください。

B. 総合診療専門研修管理システム(General Medicine Residency Management System, GRS)

GRSロゴ

  • 総合診療専門研修の関係者である専攻医、指導医、およびPG統括責任者をユーザ登録し、研修の実績と評価を記録するためのシステムです。近い将来、専門医を取得した後の更新のための単位管理機能も実装される予定です。
  • 専攻医が指導医を指名し、PG統括責任者が承認することで、各分野の指導医を決定します。
  • 専攻医は、オンライン研修手帳であるJ-GOAL(Japan Generalist Outcome Achievement Logbook)に、研修の記録(内科分野を除く)を積み上げます。日々指導医に提出し、指導医が内容を確認するとともに、フィードバックを入力します。

J-GOALロゴ

  • 各PGのPG管理委員会は、J-GOALの評価記録に基づいて、内科分野を除く修了認定を行います。内科分野の研修のみ、CのJ-OSLERが用いられます。
  • 機構の認定・更新部会も、J-GOALの評価記録に基づいて、PGの内科分野を除く修了認定の妥当性を確認します。

C. 内科分野研修評価システム(総合診療版J-OSLER)

J-OSLERロゴ

  • 専攻医と、内科分野の指導医、各施設の内科研修責任者、およびPG統括責任者をユーザ登録し、内科分野の研修の実績と評価を記録するシステムです。
  • 専攻医が指導医を選択し、内科研修を行う施設の内科研修責任者(研修委員会委員長)が承認します。
  • 専攻医は、担当した患者について症例登録を行い、指導医の評価を受けます。なお、選択した指導医以外の指導医から、特定の症例について指導や評価を受け、症例登録を行うことも可能です。
  • また、専攻医は病歴要約を登録し、指導医の評価を受けます。
  • 各PGのPG管理委員会は、J-OSLERの評価記録に基づいて、内科分野の修了認定を行います。
  • 機構の認定・更新部会も、J-OSLERの評価記録に基づいて、PGの内科分野の修了認定の妥当性を確認します。

注1:総合診療版J-OSLERは、内科学会版J-OSLERとは異なるシステムです。内科学会版J-OSLERに登録されている内科指導医であっても、総合診療版J-OSLERへの登録手続きは別途必要です。両者間での登録情報の移行はできません。

GRSの登録手続き

■J-GOAL操作説明動画
研修の際にご使用されている「J-GOAL」について、実際に現場で使用されている専攻医の先生、指導医の先生にご協力をいただき、操作説明に関する動画を作成致しました。

今後も専攻医、指導医の先生方のご負担を少しでも軽減できるよう、同システムの整備や改修に努めて参ります。以下の動画を是非ご視聴下さい。

A. 専攻医

専攻医のGRSへの仮登録は機構が行いますので、専攻医あるいはPG統括責任者から申請する必要はありません。仮登録が完了すると、ログインID(医籍登録番号)と仮パスワードを記載した登録完了メールが届きますので、直ぐにログインして本パスワードを登録し、本登録を完了して下さい。

専攻医ログイン画面

B. 指導医

  • 指導医の登録は、PGの新規申請の際に、PG統括責任者予定者から所定の書式(電子ファイル)で提出して頂きます。指導医候補者には、PG統括責任者から申請に必要な情報の問合せがありますので、ご協力をお願い致します。
  • 承認済みのPGについては、PG統括責任者が毎年4月1日現在で在籍している指導医を確認の上、4月中旬ごろまでに機構に報告します(年によって締切が前後することがあります)。新規登録や登録内容の変更がある場合には、PG統括責任者から申請に必要な情報の問合せがありますので、ご協力をお願い致します。
  • 指導医がGRSに仮登録されると、ログインID(医籍登録番号)と仮パスワードを記載した登録完了メールが届きますので、直ぐにログインして本パスワードを登録し、本登録を完了して下さい。

指導医ログイン画面

C. PG統括責任者

  • PG統括責任者の登録は、PGの新規申請の際に、PG統括責任者予定者から所定の書式(電子ファイル)で提出して頂きます。
  • 承認済みのPGでPG統括責任者を交代する場合は、4月1日現在の指導医を登録する際に、所定の書式(電子ファイル)を提出します。削除する旧PG統括責任者、ならびに新規登録する新PG統括責任者の情報を入力して下さい。
  • PG統括責任者がGRSに仮登録されると、ログインID(医籍登録番号)と仮パスワードを記載した登録完了メールが届きますので、直ぐにログインして本パスワードを登録し、本登録を完了して下さい。

PG統括責任者ログイン画面

GRSにプロフィール情報を登録する

A. 専攻医

GRSにログインした最初の画面で、画面上段のメニューから
「利用者情報」>「プロフィール変更」
をクリックします。

専攻医プロフィール変更

  • 入力ウィンドウが現れる項目は、専攻医自身が変更可能です。「必須」項目が空欄ですと登録できませんのでご注意ください。
  • PG統括責任者が、専攻医のプロフィール情報を編集することも可能です。管理者用GRSにログインし、「利用者管理」>「利用者検索」をクリックし、編集したい専攻医の利用者IDをクリックすると、専攻医のプロフィール編集画面がポップアップします。

PG統括責任者 利用者管理>利用者検索

PG統括責任者 利用者一覧

B. 指導医

GRSにログインした最初の画面で、画面上段のメニューから
「利用者情報」>「プロフィール変更」
をクリックします。

指導医 利用者情報>プロフィール変更

  • 入力ウィンドウが現れる項目は、指導医自身が変更可能です。「必須」項目が空欄ですと登録できませんのでご注意ください。
  • PG統括責任者が、指導医のプロフィール情報を編集することも可能です。管理者用GRSにログインし、「利用者管理」>「利用者検索」をクリックし、編集したい指導医の利用者IDをクリックすると、指導医のプロフィール編集画面がポップアップします。

PG統括責任者 利用者管理>利用者検索

PG統括責任者 利用者一覧

GRSで研修分野、指導医、および研修期間を申請・承認する

A. 専攻医

  • ローテーションする分野とその時期については、必ずGRSでの申請の前にPG統括責任者と話し合って下さい
  • GRSの専攻医ログイン後の画面で、
    「申請状況」>「担当指導医申請」
    をクリックします。

専攻医 申請状況>担当指導医申請

指導を依頼する指導医に☑を入れ、研修領域ならびに担当期間を入力し、間違いがなければ「申請する」をクリックします。

専攻医 担当指導医申請画面

専攻医 指導医一覧画面

「申請します。よろしいですか?」と尋ねるボックスが出現したら、「OK」をクリックします。

指導医申請アラート

「指導医申請をプログラム管理委員会、統括責任者へ送信しました。」と表示されますので、「OK」をクリック。

指導医申請送信完了メッセージ

申請をPG統括責任者が「承認」または「差戻し」をすると、「お知らせ」が届きます。

注1:登録されている指導医は、年度初め(4月1日)現在の指導医です。4月に赴任した場合でも、GRSに指導医が登録されるまで数か月かかります。
注2:年度途中に赴任した指導医は、通常翌年度初め(4月1日)の異動に合わせて登録されます。該当する指導医が翌年度に登録される前に指導を依頼したい場合は、PG統括責任者と相談し、年度途中の登録申請を機構に対して行って頂くよう依頼して下さい。
注3:仕様上、指導医は同時期に複数登録が可能となっていますが、特殊なケース(常勤指導医に加え、非常勤指導医にも指導してもらう場合など)を除き、通常は1名として下さい。

B. PG統括責任者

  • 専攻医が研修分野、指導医、およびその研修期間を申請すると、メールが届きます。
  • GRSの管理者ログイン後の画面で、
    「申請状況管理」>「指導医申請」
    をクリックします。
  • 「申請一覧」の「担当期間」をクリックすると、日付昇順に、もう一度クリックすると日付降順に並び替えができます。
  • 「承認ステータス」の「未承認」をクリックすると、承認または差戻しを選択するポップアップウィンドウが現れますので、ラジオボタンを選択して「登録」をクリック
  • 「登録します。よろしいですか?」と尋ねるボックスが出現したら、「OK」をクリックします。
  • 「登録しました。」と表示されますので、「OK」をクリック。
  • 「承認」した場合は専攻医と指導医に、「差戻し」した場合は専攻医だけにメールが届きます。

注1:年度途中に赴任した指導医は、通常翌年度初め(4月1日)の異動に合わせて登録申請を行います。ただし、年度が変わる前に指導を担当させたい場合は、機構に対して年度途中の登録申請を行って下さい。

専攻医のローテート予定および実績を登録する

A. 専門研修プログラムシステム

ログイン画面

  • 研修プログラムシステムには専攻医のローテート予定および実績を登録します。
  • 「専門研修プログラム」システムにログイン後の最初の画面の下段左の方に、「ローテーションの確認」という水色のボタンがありますので、そこをクリック。

ローテーションの確認

  • 新規申請の場合は、専攻医募集人数分のローテーション(ここでは「ルート」と呼ばれています)を入力して下さい。
  • 更新申請の場合は、申請時の年度の「ルート」をコピーすることができます。年度を申請時の年度に変更して「表示」をクリック。

ローテーション管理画面

一番上(No.1)の☐にチェックを入れ、「コピーしてルートを追加」(緑色)をクリック。

ローテーション管理画面

ローテーション開始年度を申請時の次の年度に変更して「ローテーションの期間を再計算する」をクリック。

ローテーション管理 ルート編集画面

右下の「編集を反映」をクリックすると、申請時の年度のルートの一つが2022年に登録されます。

ローテーション管理 ルート編集画面

  • ローテーション一覧に戻り、左側メニューの「現在の状況」をクリックして最初の画面に戻ります。
  • 再び年度を申請時の年度に変更して「表示」。
  • 二番目(No.2)以下のルートについても、上記の作業を繰り返してください。
  • ルートを変更したい場合は、適宜修正することが可能です。
  • 入力された専攻医ごとのローテーション予定は、都道府県の地域医療対策協議会が確認することになっています。都道府県ごとの地域医療確保の観点から、修正依頼が入る場合があります。

B. 総合診療専門研修管理システム(GRS)

  • GRSにも、専攻医のローテート予定を入力する機能がありますが、これは後に機構の専門研修プログラムシステムにも同様の機能が整備され、そちらを用いることになっています。したがってGRSでは、実際に行ったローテーションの実績を登録すれば十分ということになりました。
  • プログラム統括責任者権限でログインし、「施設管理」メニューから「施設プログラム管理」を選択します。

「施設管理」メニュー「施設プログラム管理」

プログラムに所属する全施設の一覧に基幹施設が含まれていることを確認し、その一番右の「プログラム数」のアイコンをクリックします。

施設プログラム管理画面

次の画面で「専攻医ローテート」の列の「編集」をクリックします。

プログラム管理画面

  • 【登録手順】をお読み頂下さい。
  • 本来、専攻医のローテート予定は、専攻医の募集を開始する前の段階で専攻医の募集人数分だけ登録されていることが前提となっていますが、現在これは、前述の専門研修プログラムシステムに登録することになりましたため、GRSでは事前に予定を登録する必要はなくなりました。したがって、専攻医が研修を開始した後に、プログラム統括責任者が専攻医と面談の上で入力しても構いませんし、空欄のままにしておいても構いません。
  • 登録の際には、「ローテート編集」の「予定登録」をクリックします。

ローテート管理画面

左側3列はローテートの予定を登録する部分、右側3列はローテートの実績を登録する部分です。

ローテート管理画面

総合診療版J-OSLERの登録手続き

総合診療版J-OSLERログイン画面

 

■総合診療版J_OSLER 説明動画
研修の際にご使用されている総合診療版J-OSLERについて、実際に現場で使用されている専攻医の先生、指導医の先生にもご協力をいただき、操作説明に関する動画を作成致しました。

今後も専攻医、指導医の先生方のご負担を少しでも軽減できるよう、両システムの整備や改修に努めて参ります。以下の動画を是非ご視聴下さい。

A. 専攻医

  • 内科分野の研修中は、総合診療版J-OSLERを通じて、症例の登録、病歴要約の登録、技術技能評価(自己評価)、および研修評価の入力を行います。
  • 総合診療版J-OSLERへの新規登録の手続きについては 、専攻医オリエンテーションの時期に事務局から送られる案内メールに従い、専攻医自身が行って下さい。
  • 総合診療専門研修における内科研修全般および総合診療版J-OSLERでのご不明点は、 まずは担当の内科指導医またはプログラム統括責任者にご相談ください。 その上で解決出来ない場合は、プログラム統括責任者から機構へ質問を挙げて下さい。

B. 指導医

  • 総合診療版J-OSLERは、内科学会版J-OSLERとは異なるシステムです。内科学会版J-OSLERに登録されている内科指導医であっても、別途総合診療版J-OSLERへの登録手続きが必要となります。
  • 指導医の登録は、PGの新規申請の際に、PG統括責任者予定者から所定の書式(電子ファイル)で提出して頂きます。指導医候補者には、PG統括責任者から申請に必要な情報の問合せがありますので、ご協力をお願い致します。
  • 承認済みのPGについては、PG統括責任者が毎年4月1日現在で在籍している指導医を確認の上、4月中旬ごろまでに機構に報告します(年によって締切が前後することがあります)。新規登録や登録内容の変更がある場合には、PG統括責任者から申請に必要な情報の問合せがありますので、ご協力をお願い致します。
  • 内科学会の指導医としての登録歴がない場合は、指導医票の提出が必要です。下のフローチャートを確認し、申請の際に必要な書類を提出して下さい。なお、内科分野指導医としての要件を満たさない場合は、総合診療専門研修における内科分野指導医を担当することはできません。
  • 新しい内科専門医制度の内科指導医の要件は<こちら
  • 総合診療版J-OSLERへのご質問はこちら→j-osler@jmsb.or.jp

C. PG統括責任者

  • PG統括責任者は、専攻医の全分野の研修に責任を持つ立場であることから、内科学会の指導医ではない場合も総合診療版J-OSLERに登録が必要です。
  • PG統括責任者の登録は、PGの新規申請の際に、内科分野指導医の申請と同じ書式で行います。内科学会会員番号を空欄とし、「1 プログラム統括責任者」を入力し、J-OSLER登録申請に「有」を入力して申請して下さい。
  • 内科学会の指導医としての登録歴がない場合は、指導医票の提出が必要です。また、内科分野指導医としての要件を満たさない場合は、同意書の提出が必要です。以下のフローチャートを確認し、申請の際に必要な書類を提出して下さい。
  • 新しい内科専門医制度の内科指導医の要件は<こちら
  • 総合診療版J-OSLERへのご質問はこちら→j-osler@jmsb.or.jp